広島サンフレッチェ優勝のかげで



サッカーのJ1リーグは最終節を迎えた。
今日12月7日(土)に9試合が行われ、
前節まで首位の横浜Mが0―1で川崎に敗れた。
一方の勝ち点2差で追っていた広島が
2―0で鹿島に勝ったことにより、
広島が起死回生の逆転で2連覇を達成した。

大変おめでたい話ではあるが、
どうも ごく一部では
すっきりしない話もあるようである。

以前から物議を醸し出してはいたのだが
サンフレッチェ広島に関する広島市長の発言問題である。

このチーム自体のことというよりも
チームのホーム競技場に関することである。

事の詳細はこうだ。
広島市の松井一実市長が、
サッカーJ1で優勝争いをしている
サンフレッチェ広島について
12月3日夜に広島市内であった懇親会であいさつした際、
「優勝されると(建設を検討している)スタジアム問題が
土俵際に追い込まれるので、2位でいい」と発言したとして、
インターネット上で批判が相次いだ。
松井市長は翌4日、
「誤解を招いたならファンにおわびしたい」と釈明した。
釈明の概要は「少しでも時間をかけて建設を成功させたい」的な
内容だったようであるが、
理解しようにも何とも無理があるような。

釈明はしたものの、
そもそも競技場は新しく建設しなければ
いけないものなのだろうか。

色々と調べてみると次のような懸案が
持ち上がっているようで簡単に紹介してみる。

1、もともと、陸上競技用スタジアムである為
ピッチと客席の間にトラックがあり試合を見づらい。

2、客席の大部分に屋根がない。
この屋根についてはJリーグの認定基準として
条項が定められていたように記憶するが・・・。
また、前項1も要因となり更に客席数が多い為
ほとんどの試合で空席が目立ち、
ファンと選手の一体感が薄い印象があると聞く。
約20年前に広島アジア大会のメイン会場として
5万人収容できる競技場を、との触れ込みで建設。
当時はとても貴重な競技場であったようだ。

3、典型的な郊外型競技場である為がゆえに
来場者の半数が自家用車での来場だが、
広島ビッグアーチ独自の駐車スペースは限られている。

4、道路インフラ整備が不十分であり、
試合終了後の交通渋滞が慢性的に発生している。

この他にも
老朽化問題やプロ野球広島東洋カープとの
開催日程との絡みによる集客数の減少など
色々な課題が浮上している。

これはチームが強くなればなるほど
噴出してくる副産物でもあるが
そういった問題のことよりも
まずは、せっかくチームが
名実ともに真の実力がついてきた
このタイミングと
更にステップアップしていこうとする
気運高まる最中の広島市長発言はいただけませんなぁ・・・。



広島サンフレッチェのホーム 広島ビッグアーチ
広島ビッグアーチ











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コメント

  • 家元

    サンフレの話題を載せて下さってありがとうございます^^
    市長はその後お詫びしたみたいですね(笑)
    ビッグアーチ、高速を使って行く私からすれば悪い場所でも無いし、長年行ってるので思い出もあり愛着があるんですけどね。
    確かに駐車場、渋滞の問題はありますが、慣れました(笑)


  • Re: 来シーズンも応援続けてね!

    >>1
    駐車場、渋滞の問題は しょうがない問題でしょうね。
    いろんな問題が出るってことは、逆にチームが強くなってきた証拠だと思うよ。
    どんなチームにも問題(課題)は抱えているものだから・・・。
    個人的には新スタジアムの建設は
    今の世の中の実情にあっていないと思うので
    すぐには実現不可能の感じがします。

    来シーズンも応援続けてね!



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